Introduction to Achievements
概要
AccelByte Gaming Services (AGS) 実績サービスを使用すると、ゲーム内で特定のタスクを完了したプレイヤーに、仮想の報酬を授与したり、表彰を行ったりできます。増加型実績、非数値実績、隠し実績など、さまざまなタイプの実績を設定できます。
このセクションでは、実績サービスに関するキーコンセプトと、このサービスを活用するためのベストプラクティスについて説明します。
キーコンセプト
実績サービスの設計に使用されているいくつかのキーコンセプトを理解することが重要です。
実績設定
実績設定では、ゲームに合わせた設定と適応が可能な実績を有効化できます。それぞれの実績設定では、実績の一意の文字列識別子、実績のタイプ、実績の可視性などのプロパティを設定できます。
実績コード
実績コードは、実績を識別するために使用される一意の文字列です。マシンが生成したコードは使用しません。
以下は、実績の例です。
- "sharpshooter" (射撃の名手)
- "treasure-hunter" (トレジャーハンター)
- "first-timer" (初心者)
非増加型実績
非増加型実績は、数値的なメトリクスや統計データに基づかないタイプのゲーム実績です。こうしたタイプの実績は通常、プレイヤーが目標値を達成する必要のない特定の目標、マイルストーン、課題を達成したことによるものです。これらの実績は、AccelByte 統計データ サービスとの統合を必要としません。
以下は、非増加型実績の例です。
- 新年に心機一転!:年明けにログインするとロック解除される実績
- 初心者:マッチを 1 件終えるとロック解除される実績
増加型実績
増加型実績は、特定の数値または数量で測定されるタイプの実績です。こうしたタイプの実績は一般的に、プレイヤーがゲーム内で特定のアクションを行って一定の数値を達成する必要があります。
実績サービスは、統計データ サービスと連携して機能します。プレイヤーによって集積された値はユーザー統計データに保存されます。これを使用して、値が実績をロック解除するために設定された条件を満たしたかどうかが確認されます。
以下は、増加型実績の例です。
- 射撃の名手:ヘッドショット 100 回を達成するとロック解除される実績
- トレジャーハンター:レアアイテムを 100 個集めるとロック解除される実績
- スピードマスター:レースで 100 回勝つとロック解除される実績
グローバル実績
グローバル実績は、ロック解除するためにプレイヤーが協力する必要がある実績です。こうしたタイプの実績には、多数のプレイヤーが関与することが多く、一定の目標値を達成する必要があります。貢献値が AccelByte 統計データサービスに保存されるため、増加型実績と類似しています。また、貢献したプレイヤーのみが目標達成後に実績報酬を受け取れます。
統計データコード
これは増加型実績でのみ利用できます。統計データコードは、ユーザーの統計値を保存する統計データ設定の識別子です。実績をロック解除するために、この統計値が実績の目標値と比較されます。
目標値
目標値とは、実績をロック解除するためにプレイヤーが達成する必要のある進行量を指します。これは、プレイヤーの目標達成に対する進行をゲームが追跡するために使用する統計データです。
目標値は、増加型実績のみで利用でき、目標値に設定された値は統計データ設定で定められた最大値を超えることはできません。
隠し実績
隠し実績は、ロックされている間はプレイヤーに表示されない実績です。これは一般的に秘密として守られ、ロックが解除されるまでプレイヤーに開示されません。
ベストプラクティス
ベストシナリオは、ゲーム内で難しいタスクや重要な目標を達成したプレイヤーに満足感や達成感を与えたい場合に実績サービスを使用することです。実績により、プレイヤーがより深くゲームに関与するよう動機付けを行い、プレイヤーがゲームのプレイや探索を続けるよう促すことができます。
ゲームでプレイヤー間の競争意識を高める必要がある場合は、リーダーボード サービスの使用を検討してください。プレイヤーのランクを表示でき、プレイヤーが他のプレイヤーと比較して自分の成績がどうなのかを確認できるようになります。