Spawning Dedicated Servers on Armada
Armada はまだ AGS Starter ティアではご利用いただけません。まもなく提供を開始します。
概要
専用サーバーのフリートが適切に機能するためには、Armada に対して、リージョンで維持する専用サーバーの数や、専用サーバーを効率的に実行する方法を設定することが欠かせません。
このガイドでは Armada を設定し、専用サーバーフリートの管理に必要なあらゆる詳細を含める方法を説明します。
目標
このガイドを読むと、次のことを理解できます。
- Pod 設定の作成方法
- デプロイメントの作成方法
- デプロイメント設定に応じて、専用サーバーを正常に生成する方法
前提条件
次の手順を完了している必要があります。
- AccelByte Server SDK と専用サーバーを統合する。
- 専用サーバーを作成する。これはゲームアセットの読み込みが完了した後、Armada に登録できる。
- 管理者ポータルとゲームの名前空間にアクセスできる。
- 専用サーバーを Armada にアップロードする。
- Armada 環境の設定を完了する。
Pod の設定
需要があれば、Armada はいつでも専用ゲームサーバーを起動できます。ただし、Armada がこれを効率的に実行するには、専用ゲームサーバーを実行する最適な方法に関して必要なデータがすべてそろっている必要があります。これには、Pod 設定の作成が含まれます。
サイドメニューバーの[Dedicated Server Management (専用サーバー管理)]にある[Configuration (設定)]ボタンをクリックします。
次のページで下部までスクロールすると、[Image Server and Deployment (イメージサーバーとデプロイメント)]セクションがあります。メニューバーの[Pod Configurations (Pod 設定)]をクリックし、[+New Pod Configuration (+ 新しい Pod 設定)]をクリックします。
以下のフォームに必要な情報を入力します。
- [CPU Requirement (MHz) (CPU 要件 (MHz))]:専用ゲームサーバーを実行するために必要な CPU の性能です。この値は、Armada が仮想マシンをスケールインおよびスケールアウトする際に推奨値となります。
Best practice専用サーバーが使用するピーク CPU を入力します。これにより、複数の専用サーバーがピーク負荷に達して専用サーバーのパフォーマンスが低下することを防ぎます。
[Memory Limit (MB) (メモリ制限 (MB))]:専用サーバーを実行するために必要なメモリ量です。割り当てられたメモリよりも多くのメモリを専用サーバーが使用する場合、メモリ不足 (OOM) と見なされ、Armada によって直ちにシャットダウンされます。
[Params (Optional) (パラメータ (任意))]:実行ファイルが実行されたときに専用サーバーに渡すパラメータです。
[Create Configuration (設定を作成)]ボタンをクリックして、最初の Pod 設定を作成します。
複数の Pod 設定を作成することで、複数の方法で同じ専用サーバーを実行できます。これを行うには、[+Add (+ 追加)]ボタンをクリックします。
リージョナルデプロイメントの作成
専用サーバーの 1 つを設定する方法を指定すると、Armada は複数のサーバーを処理するのに十分な情報を保持します。
デプロイメントでは、1 つの専用サーバーイメージと 1 つの Pod 設定を使用して、複数のリージョンで実行される専用サーバーのフリートが生成されます。
デプロイメントを作成するには、以下の手順に従ってください。
サイドメニューバーの[Dedicated Server Management (専用サーバー管理)]にある[Configuration (設定)]ボタンをクリックします。
次のページで下部までスクロールすると、[Image Server and Deployment (イメージサーバーとデプロイメント)]セクションがあります。メニューバーの[Deployments (デプロイメント)]をクリックし、[+New Deployment Configuration (+ 新しいデプロイメント設定)]ボタンをクリックします。
その後の作成ウィザード画面で、デプロイメントにわかりやすい名前を付けます。必要に応じて、デプロイメントで管理されるすべての専用サーバーに異なるタイムアウト値を指定できます。Armada 設定で定義されているデフォルトのセッションのタイムアウト値は、これらのタイムアウト値で上書きされます。
注記最初のデプロイメントは default という名前になります。このデプロイメントの名前は変更できません。
このデプロイメントのスケーリング動作を設定します。
- [Min.Count (最小数)]:サーバーが[Ready (準備完了)](ウォームバッファ) 状態であるか、[Busy (ビジー)](ゲームセッションを提供中) 状態であるかにかかわらず、デプロイメントが維持する必要があるサーバーの最小数です。この値は、準備ができているサーバーが十分あることを確認することで、ベースラインの同時ユーザーを処理する際に役立ちます。
- [Max.Count (最大数)]:デプロイメントが維持できるサーバーの最大数。この値は、ゲームサーバーのコストが予算を超えないようにするためのリミッターとして役に立ちます。予算に問題がない場合は、[Max.Count (最大数)]を無制限に設定できます。
- [Buffer type (バッファタイプ)]:デプロイメントが使用するバッファ技術のタイプです。 1.静的バッファは、ウォームバッファとして正確な数のサーバーを維持します。 1.動的バッファは、ウォームバッファとして[Busy (ビジー)]サーバーの割合を維持します。少数点以下は切り捨てられます。たとえば、動的バッファが 10% の場合、[Busy (ビジー)]サーバーの数が 20 に達すると、Armada はウォームバッファとして 2 つのサーバーをスピンアップします。
専用サーバーイメージのバージョンと Pod 設定を選択します。
専用サーバーを実行するリージョンを選択してください。
注記ゲームが追加のリージョンをサポートする必要がある場合は、開発パートナーマネージャーにお問い合わせください。
最後に、定義したすべての設定を確認します。設定に問題がなければ、[Create Deployment (デプロイメントを作成)]ボタンをクリックします。
これで完了です。デプロイメントを作成すると、Armada はデプロイメント設定に応じて専用サーバーのスピンアップを開始します。
次のステップ
専用サーバーのモニタリングとトラブルシューティングを参照して、フリートが適切に維持されているかどうかを検証します。